腹腔鏡下に切除した馬蹄腎併存S状結腸癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Laparoscopically Resected Sigmoid Colon Cancer with Horseshoe Kidney
  • 症例 腹腔鏡下に切除した馬蹄腎併存S状結腸癌の1例
  • ショウレイ フククウキョウ カ ニ セツジョ シタ バテイジンヘイソン Sジョウ ケッチョウ ガン ノ 1レイ

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抄録

症例は64歳,女性.検診にて便潜血を指摘され,大腸内視鏡検査でS状結腸癌と診断された.術前の3D-CTにて馬蹄腎と腎下極を栄養する過剰腎動脈の存在を認めた.cSS,cN1,cM0,cStag IIIaと診断し,腹腔鏡下直腸高位前方切除術+D3郭清施行.術中所見として,腰内臓神経が腎前面を走行しているのが確認できた.また,IMAのすぐ尾側から過剰腎動脈を確認できた.解剖学的変異の多い馬蹄腎患者のS状結腸癌に対しても,通常同様の正しい剥離層を保持して行うことで,腹腔鏡下で副損傷なく安全に施行可能であると思われた.

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参考文献 (2)*注記

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