発達トラウマ障害(DTD)女子の抜毛症からの回復
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- 石川 秀樹
- 国立発達トラウマ障害研究支援センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Recovery from Trichotillomania in a Female Child Suffering from Developmental Trauma Disorder
説明
<p>本事例は,幼いころのトラウマに苦しむ11歳の発達トラウマ障害(DTD)女子に対して,コラージュ療法を行ったものである。この女子に対して1年4ヶ月に渡り18回の面接を行った。12回の心理療法の後,クライアントが心理療法をやめたいと言った。ところが,3ヶ月後,セラピストが心理面接をする必要があると告げて,本人も心理面接の再開を決心してから,「父親イメージ」が表れて,抜毛症は解消した。コラージュ療法を通して,抜毛症が解消しただけではなく,対人関係も改善した。コラージュ療法過程に繰り返し現れた「父親イメージ」の意味と,セラピストが心理面接再開を明確化した意味について検討した。</p>
収録刊行物
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- 箱庭療法学研究
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箱庭療法学研究 31 (1), 53-63, 2018
日本箱庭療法学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238038015616
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- NII論文ID
- 130007502006
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- ISSN
- 2186117X
- 09163662
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可