小型イオンスラスタ研究開発の経緯,現状,そして展望

  • 小泉 宏之
    東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • History, Current Status, and Future Directions of the Miniature Ion Thruster
  • 特集 小型推進系が切り拓く超小型衛星の未来(第5回)小型イオンスラスタ研究開発の経緯,現状,そして展望
  • トクシュウ コガタ スイシンケイ ガ キリ ヒラク チョウコガタ エイセイ ノ ミライ(ダイ5カイ)コガタ イオンスラスタ ケンキュウ カイハツ ノ ケイイ,ゲンジョウ,ソシテ テンボウ

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説明

<p>超小型衛星の利用が進む中,その黎明期より小型推進系の必要性が訴えられてきた.しかしながら,これまでに速度増分1km/s超を提供できる小型推進系は登場していない.本稿では,将来,小型衛星に1km/s超の速度増分を提供する推進系の有力候補として小型イオンスラスタを取り上げる.はじめに,これまでに宇宙実証を果たした唯一の存在である東京大学の小型イオンスラスタに対して研究開発経緯を述べる.次に,現状の問題点とそれに対する取り組みとして,キセノンイオンスラスタの改良および水イオンスラスタの提案を紹介する.最後に,将来,大速度増分を提供する有望な小型スラスタとして,3機の特徴についてまとめる.</p>

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