日本海上の気象データを用いたニューラルネットワークによる日本海沿岸の波浪予測

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タイトル別名
  • WAVE PREDICTION BY NEURAL NETWORK USING ATMOSPHERIC PRESSURE AND WIND SPEEDS
  • ニホン カイジョウ ノ キショウ データ オ モチイタ ニューラルネットワーク ニ ヨル ニホンカイ エンガン ノ ハロウ ヨソク

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抄録

本研究は,日本海全域を覆う1度メッシュの格子点での気象データを用いて,ニューラルネットワークによる日本海沿岸域における波浪予測の可能性を調べたものである.入力は,メソ数値予報モデルMSMのデータから作成する1度メッシュ格子点における気圧Pと風速U, Vの3個のデータを,北西端から南東端の順に用いる.入力気象データの時間変化を考慮する場合には,ある時刻とその4, 6, 12時間前のあわせて4時刻のP, U, Vを用いる.ニューラルネットワークの中間層の層数とそれぞれのユニット数を変化させたり,出力として4時間先,6時間先,12時間先および18時間先の有義波高・周期の予測値を独立に,あるいは,同時に時系列として出力させたり,および学習方法を変えたりして系統的な学習を行い,日本海沿岸域における波浪予測モデルが可能であるかを検討した.その結果,予測精度が悪い地点があったものの,多くの地点で波浪予測が可能であることがわかった.

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