別府湾におけるマイクロプラスチックの堆積フラックス

  • 桝本 一成
    愛媛大学大学院 理工学研究科
  • 加 三千宣
    愛媛大学沿岸環境科学研究センター
  • 日向 博文
    愛媛大学大学院理工学研究科・愛媛大学沿岸環境科学研究センター 理工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • AN ESTIMATION OF MICROPLASTICS SEDIMENTATION FLAX IN BEPPU BAY
  • ベップワン ニ オケル マイクロプラスチック ノ タイセキ フラックス

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抄録

最近,マイクロプラスチックの海底への堆積フラックスの解明が,マイクロプラスチックの環境影響を考える上で非常に重要であることが明らかになりつつある.我々は,別府湾湾奥におけるマイクロプラスチックの堆積フラックスを1998年から5年毎に見積もった.具体的には,グラビティーコアラーで採取した底質コアサンプルを使ってマイクロプラスチック数密度の鉛直分布と堆積層の年代測定を行ない,マイクロプラスチックの堆積フラックスを求めた.年代は210Pb法で求め,マイクロプラスチックの数密度は,鉛直方向に厚さ1 cmに分割した底質コアサンプルからマイクロプラスチックを抽出し求めた.分析の結果,1998年以降,5年毎のマイクロプラスチックの堆積フラックスに有意な差はなく,20年平均の堆積フラックスは223[pieces/(m2・y)]であった.

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参考文献 (10)*注記

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