推算資料に基づく伊勢湾における高波と高潮の同時生起特性の推定

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タイトル別名
  • ESTIMATION OF CHARACTERISTICS OF THE SIMULTANEOUS OCCURRENCE OF MAXIMUM WAVE HEIGHT AND STORM SURGE DEVIATION AT ISE BAY BASED ON HINDCASTED RESULTS
  • スイサン シリョウ ニ モトズク イセワン ニ オケル タカナミ ト タカシオ ノ ドウジ セイキ トクセイ ノ スイテイ

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抄録

観測資料から推定した海上風と気圧の平面分布を入力として1時間間隔で得られた伊勢湾における104気象擾乱時の波高および高潮偏差の推算結果から,各ストーム中に発生した両者のピーク時刻の対応を調査した.このためまず推算値と観測値のピーク発生時刻の比較からその推算精度を検討した.ついで伊勢湾10地点における波高と高潮偏差のピーク時刻の差の頻度分布から地点および気象擾乱によるピーク発生時刻の違いを検討した.これより伊勢湾における波高と高潮偏差のピーク時間差の特性は浜田,福江といった南部の地点,名古屋,三河といった湾奥部とそれ以外の地点に大別されるとともに湾奥部では高潮偏差が波高より早くピークを示す傾向にある.また波高と高潮偏差の同時生起頻度は6年に1度程度と推定される.

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