回転円筒型液液抽出装置内における流動・分散・物質移動シミュレーション

  • 佐野 雄一
    日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 燃料サイクル設計部 再処理技術開発・設計Gr
  • 坂本 淳志
    日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 燃料サイクル設計部 再処理技術開発・設計Gr
  • 竹内 正行
    日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 燃料サイクル設計部
  • 三角 隆太
    横浜国立大学大学院工学研究院機能の創生部門
  • 國井 佳奈子
    横浜国立大学大学院工学府機能発現工学専攻
  • 轟 慧
    横浜国立大学大学院工学府機能発現工学専攻
  • 仁志 和彦
    千葉工業大学工学部機械工学科
  • 上ノ山 周
    横浜国立大学大学院工学研究院機能の創生部門

書誌事項

タイトル別名
  • Simulation of Fluidity, Dispersion and Mass Transfer in an Annular Centrifugal Contactor
  • カイテン エントウケイエキエキ チュウシュツ ソウチ ナイ ニ オケル リュウドウ ・ ブンサン ・ ブッシツ イドウ シミュレーション

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抄録

<p>高い処理能力や相分離能力などの特徴を有する回転円筒型液液抽出装置に関して,装置の性能向上を目指すうえで重要となる装置内部での流動・分散特性について,装置の運転条件の違いがおよぼす影響やこれによる抽出性能の変化について知見を得ることを目的に,乱流数値モデルにもとづいた解析を実施するとともに,実験結果との比較を行った.ロータ回転数の増加や供給液流量の低下により,アニュラー部における液相の存在領域が上下に分断される傾向が示されるとともに,いずれの条件においてもアニュラー下部においてはロータ中心部に向かう流れの形成が確認された.分散相の液滴径は,ロータ回転数の増加および供給液流量の低下により減少する傾向が認められた.以上の結果は,実験により得られた傾向と一致した.さらに,水相/有機相間の物質移動を考慮した解析により,ロータ回転数の違いによる抽出性能の変化がおおむね再現できることを確認した.</p>

収録刊行物

  • 化学工学論文集

    化学工学論文集 44 (6), 335-340, 2018-11-20

    公益社団法人 化学工学会

参考文献 (4)*注記

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