室温高圧下で起こるエステル化反応の完全進行

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タイトル別名
  • Complete reaction of pressure-induced esterification at room temperature

抄録

<p>我々はベンゼン、ナフタレンなどの芳香族化合物、アミノ酸のアラニンなどさまざまな有機化合物が室温・高圧力下で縮合反応を起こすことを報告してきた。特に反応系に水が共存する場合は、高圧下で氷の高圧相VIIが析出し、凍結濃縮機構によって反応が促進される可能性がある。このように水(氷)が共存する系において、高圧下でさまざまな有機反応が起こるため、氷天体内部が新たな分子進化の場となる可能性がある。本研究では、メタノールと酢酸との間の高圧下エステル化反応に着目し、高圧下で氷VIIが生成する条件での結果について報告する。エステル化反応は平衡反応であるため、通常は平衡定数で規定される量の生成物が得られるが、本実験ではエステル化反応で生じた水分子が氷VII相に取り込まれ、平衡系から除外されたため完全に反応が進行したと考えられる。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238048491904
  • NII論文ID
    130007520774
  • DOI
    10.14862/geochemproc.65.0_4
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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