加速器質量分析法を用いた宇宙線生成核種<sup>36</sup>Clの降下フラックス変動評価

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タイトル別名
  • Evaluation of temporal variations in the cosmogenic <sup>36</sup>Cl flux with accelerator mass spectrometry

説明

<p>36Clは宇宙線生成核種であり、大気中で宇宙線とArとの反応(40Ar(n, 2p3n)36Clなど)で生成される。よって、地表に沈着する36Clは宇宙線強度変動との相関が期待される。本研究では筑波大学構内で一か月ごとに降水を採取した。そして,降水中の36Clを加速器質量分析法(AMS)で測定し,2010年から2014年まで36Cl降下フラックスを評価した。Tosaki et al. (2012) と合わせて、2004年から2014年までの36Cl降下フラックス年平均値は太陽黒点数と相関係数r = -0.4で逆相関することを確認した。ただし、36Clの降下時間を2年と仮定している。また、2011年には福島第一原子力発電所事故によって放出されたと考えられる36Clを観測した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238048612224
  • NII論文ID
    130007520628
  • DOI
    10.14862/geochemproc.65.0_232
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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