富山県内を対象としたメッシュ平年値の気温と降水量による平均年最深積雪の推定

  • 相浦 英春
    富山県農林水産総合技術センター森林研究所
  • 中島 春樹
    富山県農林水産総合技術センター森林研究所
  • 石田 仁
    岐阜大学応用生物科学部フィールド科学教育研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Estimate Average Annual Maximum Snow Depth with the Temperature and the Amount of Precipitation of the Mesh Normal Climatic Data in Toyama Prefecture, Japan
  • トヤマ ケンナイ オ タイショウ ト シタ メッシュ ヘイネンチ ノ キオン ト コウスイリョウ ニ ヨル ヘイキンネン サイシンセキセツ ノ スイテイ

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説明

<p>多雪地域において森林を対象に調査研究を行ったり,森林の取り扱いを判断したりする場合,積雪環境に関する情報はきわめて重要な要素である。平均年最深積雪については気象庁によってメッシュ平年値2010としてその分布が提供されているが,実際の観測値と比較した場合,標高の高い地域での推定値は明らかに過小となっていた。一方,気温が低い条件下では降雪として供給される降水量が多くなるとともに融雪も発生しにくく,結果として年最深積雪は大きくなると考えられた。そこで,メッシュ平年値2010の平均気温と降水量の値から平均年最深積雪を推定するモデルを作成し,その精度について検討した結果,観測値がよく再現された。</p>

収録刊行物

  • 日本森林学会誌

    日本森林学会誌 100 (5), 174-177, 2018-10-01

    一般社団法人 日本森林学会

被引用文献 (1)*注記

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