多様性と共通性に注目したタマネギの表皮細胞の観察

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書誌事項

タイトル別名
  • Observation of epidermal cells in <i>Allium cepa</i> focusing on diversity and unity
  • ―細胞学習の教材研究からカリキュラム構想へ―
  • —A study of plant cells as junior high school science content and curriculum design—

抄録

<p>中学校理科の細胞の学習において,同種の植物の異なる器官の表皮細胞を比較観察して多様性と共通性を見出すための教材研究を行なった.タマネギを材料にして調べた結果,①鱗茎では,外側と内側の鱗片で表皮細胞の大きさが異なり,同じ鱗片でも向軸面と背軸面で形や大きさなどが異なること,②鱗片,葉,花弁の表皮細胞を比較すると,細胞の大きさや形に違いがあり,鱗片よりも葉の表皮細胞のクチクラ層が厚いこと,花弁の表皮細胞の向軸面の表皮細胞には突起があることがわかった.また,細胞の多様性と共通性を鍵にして,小学校・中学校理科カリキュラムにおける内容の関連図を提示した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238049382144
  • NII論文ID
    130007522198
  • DOI
    10.14935/jsser.33.2_21
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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