深層学習と簡易な前処理による洪水予測手法の日本域への適用:鬼怒川を例として

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タイトル別名
  • Application of flood forecast system with deep learning and simple preprocess methods: a case study in Kinu river

抄録

近年深層学習を用いた河川水位予測手法の開発が行われている.本研究では,リードタイムを伸ばす為に2つの前処理手法(Exponential FilteringとAdaptation)をこれに適用する.Exponential Filteringは水収支式に基づく降水量から流域貯留量への変換であり,Adaptationは複数ステップ先の水位を予測するときに,その直前までの予測水位を入力に含めることである.また深層学習モデルとしてLSTM (Long Short-Term Memoryブロック)を用いたRNN (Recurrent Neural Network)を選択する.これらを平成27年9月関東・東北豪雨の鬼怒川流域に適用した結果,2つの前処理によってリードタイムの延長に伴う誤差拡大を抑制することが示された.今後は本手法の他流域への適用可能性を検証する必要がある.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238059250560
  • NII論文ID
    130007554035
  • DOI
    10.11520/jshwr.31.0_42
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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