〈水土の知〉に見る技術

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  • Engineering in Wisdom on Land and Water
  • スイド ノ チ ニ ミル ギジュツ

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抄録

<p>農業農村工学会創立80周年記念出版「水土を拓く」において,「水土を拓く」とはどのような営為か,そのため〈水土の知〉はどのように働くかが議論された。その際のポイントは,「知」が働いて事をなす,その機能(方法)をつかまえることにあった。すなわち,人々は生存のために水土を拓く営為を積み重ねてきたが,それぞれの場所や時代で,その条件に応じた知の働きがあったはずで,それを抽出しようとした。また,知の内容や範囲について,現行事業や現在の工学・技術に加え,伝統知や土着知といわれる知の働きも含め,できるだけ広く,かつ一般化しうる切り口を整理し,その機能を7つの方法に整理した。本報告では,事例を挙げてこの検討の過程を見直し,〈水土の知〉の働きぶりを論じた。</p>

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