00哲-24-口-08 スポーツ指導概念の教授学的基礎に関する検討

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  • キルパトリックを中心にして

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<p> 今日の体育・スポーツの世界では、「教える-教えられる」という関係が存在する。しかし、そもそもこの「教える-教えられる」という関係の「教える」とは、体育・スポーツの世界で何を意味するのだろうか。「教える-教えられる」は、基本的には不可分な関係概念であるものの、それを緻密に把握しようとするためには、まずはこの「教える」という営みに目を向けてみる必要があるように思われる。</p><p> さて、この「教える」という営みを中心的に扱う領域は、一般的には、教育学、とりわけ教授学と呼ばれている領域であるだろう。ただし、体育・スポーツ哲学の領域に関して機関紙等を通覧してみると、この「教える」という営みを直接、主題的に取り扱った研究は決して多いとはいえない。</p><p> そこで本研究では、教育哲学・思想史のうえで新教育運動を牽引したデューイの教育学を継承し、それを教授学的方向に展開した教育学者の一人であるキルパトリック(1871-1965)に目を向けてみたい。</p><p> 以上から、本研究の目的は、スポーツ指導概念の原理論的検討の一環として、キルパトリックの教授学の分析を通して、スポーツ指導概念の教授学的基礎の一端を明らかにすることである。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390564238064202880
  • NII Article ID
    130007581742
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.66_2
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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