09方-24-ポ-34 ミニバスケットボールゲームにおけるファーストブレイクのあり方について

説明

<p> 本研究では、育成世代とも呼ばれるミニバスケットボールでのファーストブレイクの特徴とその問題点を、将来性を育成するという観点から議論する。バスケットボール競技におけるファーストブレイクは、どの年代にとっても有効的な攻撃法であるが、ミニバスケットボールのゲームにおけるファーストブレイクは、その様相に青年期以降とは大きな違いが見られる。つまり、一人の体格的にも体力的も優れている選手によって行われるワンマンブレイクである。発育発達の個人差が大きく、早熟の者のみに依存し、他の晩熟な選手との共同作業がない戦術は高い個人の技術力を必要とせず、勝敗のみを考えれば有効な戦術と言える。そのため、勝利を志向する指導者により基本戦術として用いられ、その戦術に特化したトレーニングや練習が行われている。そのため、将来のための個人技能育成が蔑ろにされている。そこで、これらの問題点を改善する方策の一つして、ゾーンディフェンス禁止などミニバスケットボール特有のルールに準ずるルール改正によるファーストブレイク多用化への制約や、協会などによる組織的指導者への正しい知識の普及啓蒙の必要性について提言したい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238068237952
  • NII論文ID
    130007581405
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.218_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ