NaOH・チオ尿素前処理がタケ(<i>Phyllostachys pubescens</i>) 機械パルプの物性に与える影響

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タイトル別名
  • Effects of Alkali-urea Pretreatment on Properties of Moso Bamboo (<i>Phyllostachys pubescens</i>) Mechanical Pulp
  • NaOH・チオ尿素前処理がタケ(Phyllostachys pubescens)機械パルプの物性に与える影響
  • NaOH ・ チオ ニョウソ マエショリ ガ タケ(Phyllostachys pubescens)キカイ パルプ ノ ブッセイ ニ アタエル エイキョウ

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説明

<p>本研究はNaOH・チオ尿素水溶液を用い,-5℃でタケ(モウソウチク:Phyllostachys pubescens)の前処理を行い,アルカリ量,浸漬時間および冷却時間が機械パルプ強度に与える影響を調べた。その結果,アルカリ濃度が6%,浸漬時間15分および冷却時間60分の条件で前処理を行った機械パルプの強度が最も良い結果となった。また,タケの漂白化学機械パルプを調製して比較を行った結果,NaOH・チオ尿素前処理機械パルプは,解繊電力消費が低く,精選収率, 白色度および強度が高かった。しかし,NaOH・チオ尿素水溶液で処理したタケ機械パルプとタケの漂白化学機械パルプ,二種類のX線回折曲線には大きな差は見られず,また,NaOH水溶液処理とNaOH・チオ尿素水溶液処理後のタケチップの表面形態の電子顕微鏡観察では,大きな差は見られなかった。 </p>

収録刊行物

  • 木材学会誌

    木材学会誌 65 (1), 19-24, 2019-01-25

    一般社団法人 日本木材学会

参考文献 (11)*注記

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