微小電極とナノピペットを利用した走査型プローブ顕微鏡によるバイオイメージング

  • 高橋 康史
    金沢大学新学術創成研究機構ナノ生命科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Bioimaging by a Scanning Probe Microscope Using Microelectrodes and Nanopipettes
  • ビショウ デンキョク ト ナノピペット オ リヨウ シタ ソウサガタ プローブ ケンビキョウ ニ ヨル バイオイメージング

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抄録

<p>走査型プローブ顕微鏡は,固液界面でのナノスケールの計測に有効であり,微小電極やナノピペットをプローブとして用いる走査型電気化学顕微鏡(SECM)及び走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)は,生きた細胞表面近傍での代謝物や形状の計測が可能である.ここでは,著者らがこれまで行ってきたSECMの高解像度化のためのナノスケールの電極や装置開発,膜タンパク質の電気化学イメージング,胚性幹細胞の分化状態の電気化学的な評価,SECMとSICMの融合技術によるバイオイメージングや神経伝達物質の計測,SICMの高速化,ケミカル電界効果トランジスタなどの新しい技術や応用研究に関して紹介する.</p>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 68 (1), 33-41, 2019-01-05

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (23)*注記

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