応用地質学的視点からみた山体重力変形地形研究の進展と展望

書誌事項

タイトル別名
  • Recent progress and future perspective of research on deep-seated gravitational slope deformation in Japan from the engineering geological viewpoint
  • オウヨウ チシツガクテキ シテン カラ ミタ ヤマ タイジュウリョク ヘンケイ チケイ ケンキュウ ノ シンテン ト テンボウ

この論文をさがす

説明

<p>二重(多重)山稜,山向き小崖,谷向き小崖,山上凹地などの地形は,1970年代までは周氷河地形と考えられていたが,斜面が重力により深部から変形(英語ではdeep-seated gravitational slope deformation: DSGSDと呼ばれる)した結果できる山体重力変形地形であると考えられるようになった.近年の航空レーザ測量技術の進歩により,山体重力変形地形は森林限界より上の高山にのみ発達するわけではなく,低山の森林の下にも無数に存在することが明らかにされた.本総説は,日本における山体重力変形地形の用語,研究の歴史,形成要因,将来展望についてまとめたものである.</p>

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 124 (11), 889-897, 2018-11-15

    一般社団法人 日本地質学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (32)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ