中耳真珠腫進展度分類2015を用いた全国真珠腫手術症例登録結果報告

  • 小森 学
    日本耳科学会用語委員会 国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科
  • 東野 哲也
    日本耳科学会用語委員会 宮崎大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 阪上 雅史
    日本耳科学会用語委員会 兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 小島 博己
    日本耳科学会用語委員会 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
  • 松田 圭二
    日本耳科学会用語委員会 宮崎大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 山本 裕
    日本耳科学会用語委員会 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科
  • 羽藤 直人
    日本耳科学会用語委員会 愛媛大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 森田 由香
    日本耳科学会用語委員会 新潟大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 橋本 省
    日本耳科学会用語委員会 仙台医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Nationwide Survey of middle ear cholesteatoma surgical cases in Japan

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説明

<p>日本耳科学会用語委員会では弛緩部型真珠腫、緊張部型真珠腫に新たに二次性真珠腫、先天性真珠腫を追加し、中耳真珠腫進展度分類案2015を作成した。今回、中耳真珠腫の病態・進展度の疫学調査ならびに術式選択の実態調査として大規模な全国登録調査を行った。</p><p>対象は中耳真珠腫初回手術例とし、2015年1月1日から1年間を症例集積期間とした。結果、全国74施設より計1,787例が登録された。弛緩部型が1,133例(63. 4%)、緊張部型が233例(13. 0%)、二次性が100例(5. 6%)、先天性が231例(12. 9%)、分類不能が90例(5. 0%)であった。術式選択では乳突非削開鼓室形成術が452例(25. 3%)、外耳道後壁保存型鼓室形成術が496例(27. 8%)、外耳道後壁削除・乳突非開放型鼓室形成術が656例(36. 7%)、外耳道後壁削除・乳突開放型鼓室形成術が183例(10. 2%)であった。</p>

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