地方都市におけるインバウンド向けの観光情報と防災情報を融合した提供ツールの検討 ~インバウンドの増加が著しい香川県における事例研究~

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON PROVIDING TOOLS COMBINING TOURIST INFORMATION AND DISASTER PREVENTION INFORMATION FOR INBOUND IN LOCAL CITIES

説明

南海トラフ地震の発生確率が,今後30年間で70~80%といわれるなかで,甚大な被害が想定される四国地方においては,外国人旅行者(インバウンド)へ地域特性に応じた的確な防災情報の提供が必要となっている.特に,「瀬戸内国際芸術祭」や「うどん食文化」などを目的に香川県を訪れるインバウンドは,2016年度に全国1位の増加率(前年度比)となっている.しかし,ハザードマップなどの防災情報の提供は,観光業界からすれば,マイナスのイメージ情報であり積極的ではない.また,観光地においてインバウンドが,観光情報以外の防災情報を別途入手することは通常は考えられない.防災情報の提供にあたっては観光地でインバウンドが,情報入手ツールとして何を活用しているかについて把握する必要がある.<br> そこで,観光情報と防災情報とを併せた効果的な提供のあり方について,観光地でインバウンドへの調査と,香川県の観光業界への調査を実施し,インバウンドに分かりやすく利用してもらい,観光業界からも理解が得られる防災情報を提供するツールについて検討を行った.

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参考文献 (1)*注記

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