ミャンマーで市販されていた加工唐辛子中のアフラトキシン類の汚染調査

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  • Occurrence of aflatoxins in processed chili pepper sold in Myanmar

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抄録

<p> ミャンマーの市場で2017年に市販されていた加工唐辛子(CP)10点について,アフラトキシン類の汚染調査を行った.すべての市販品は乾燥して粉末にされたものであった.主要アフラトキシンであるアフラトキシンB1(AFB1),アフラトキシンB2(AFB2),アフラトキシンG1(AFG1),およびアフラトキシンG2(AFG2)について,イムノアフィニティカラム精製後にHPLC-蛍光法で定量分析を行った.各分析値は,添加回収試験により確認した.1試料(CP-3)を除く全試料からAFB1が検出された.AFB2は,4試料(CP-6,CP-7,CP-8とCP-9)から検出された.高濃度のAFB1とAFB2を含有していた1試料(CP-8)は,唯一,多くの国でのトータルアフラトキシン規制値である10 μg/kgを超えていた.いずれの試料からもAFG1とAFG2は,検出されなかった. 本データにより,CPは,Bタイプアフラトキシン産生菌であるAspergillus flavusに親和性があることが示唆された.</p>

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