書誌事項
- タイトル別名
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- A questionnaire study assessing the effectiveness of heat and moisture exchangers in patients undergoing total laryngectomy
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説明
喉頭全摘出術により永久気管孔となった患者は,生理的な加湿・加温機能を失うことで咳や痰の増加を来たす。これに対し,永久気管孔専用の人工鼻(Provox® HMEシステム)の使用により症状緩和が得られるとされている。今回われわれは,永久気管孔への人工鼻の効果を検討するため喉頭摘出者に対するアンケート調査を行った。「咳の頻度」「痰の量」「強い咳き込み」「気管孔の掃除の頻度」「気管孔からの出血」につき検討を行い,50.0〜64.3%の患者で症状改善が得られた。「咳の頻度」については有意に人工鼻使用者の苦痛が軽いことが示された(P<0.05)。アンケートの自由記載などからも,人工鼻によるQOL改善が示唆された。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 28 (3), 259-263, 2019
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238083903232
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- NII論文ID
- 130007632077
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可