腹腔鏡下低位前方切除術を行ったLeriche症候群併存直腸癌の1例

  • 野田 和樹
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科
  • 上野 剛平
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科
  • 伊東 大輔
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科
  • 野間 淳之
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科
  • 宮本 匠
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科
  • 宇山 志朗
    日本赤十字社和歌山医療センター外科・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • Rectal Cancer Treated by Laparoscopic Low Anterior Resection in a Patient with Leriche Syndrome—A Case Report—
  • 症例 腹腔鏡下低位前方切除術を行ったLeriche症候群併存直腸癌の1例
  • ショウレイ フククウキョウ カ テイイ ゼンポウ セツジョジュツ オ オコナッタ Leriche ショウコウグン ヘイソン チョクチョウ ガン ノ 1レイ

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抄録

症例は68歳,男性.主訴は腹痛,下血.下部消化管内視鏡検査にて直腸癌を指摘され,精査の結果T3N2M0c Stage IIIbと診断された.術前造影CTでLeriche症候群の合併を認めたが,無症状であり画像上も高度に発達した腹腔内側副血行路からの下肢,腹腔内臓器への供血を認めた.血行再建は行わず,腹腔鏡下低位前方切除術を施行した.周術期合併症なく術後7日目に退院となった.Leriche症候群を合併した直腸癌に対して腹腔鏡下手術を安全に施行しえた.

収録刊行物

参考文献 (10)*注記

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