書誌事項
- タイトル別名
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- EEG Changes in Odor Effects after the Stress of Long Monotonous Work
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説明
8名の健常成人を対象として, 内田・クレッペリンテストを用いたストレス負荷に対する香りの効果を脳波を用いて検討した。被験者には4種類の香り(ペパーミント, ベルガモット, ラベンダー, サンダルウッド)とコントロールとして空気が暴露された。ストレス負荷によりα帯域の徐波成分が増加し, 皮質の非活性化が起こることが示唆された。ストレス負荷後の香り刺激において, コントロールでδとθ帯域の振幅が増加したが, 他の香りでは徐波の増加はなかった。ペパーミントではβ_1とβ_2帯域の振幅が他の香りに比較して有意の増加していた。これらの結果から, 香り刺激はストレス負荷後の覚醒度の低下を防ぐ効果のあることが示唆された。とくにペパーミントは興奮作用のような覚醒度の上昇を示した。
収録刊行物
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- 国際生命情報科学会誌
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国際生命情報科学会誌 19 (2), 271-278, 2001-09-01
国際生命情報科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238087912192
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- NII論文ID
- 110001095352
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- ISSN
- 24240761
- 13419226
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可