ヒーリングミュージック聴取時の脳波等生理指標変化

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タイトル別名
  • Changes in EEGs and Other Physiological Indicators while Listening to Healing Music(International Conference on Mind Body Science : Physical and Physiological Approach joint with The Eighteenth Symposium on Life Information Science)

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説明

自然の中から生まれ、その歌や発声の響きの中に独特の癒し効果があるとされる音楽に浸りきっている間の脳波を、呼吸、脈波、Sp0_2とともに計測した。被験者は定期的にヒーリングセッションに通う30歳代から60歳代の男女各2名である。セツション中はベッドに横たわり、約1時間半、CDからの音楽を聴く。脳波はその間、睡眠の第1段階から時に第3段階に至るノンレム期の特徴を示し、睡眠紡錘波の頻発がみられた。脳波の周波数とともに心拍数も低下したが、呼吸は比較的速く、時に夢見の報告もあるなど、レム期的な様相も同時に呈していた。さらに覚醒との間をも行き来するような複合的な状態がみられ、脳深部の情報や脳波速波成分の解析などが今後の課題と考えられた。

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