デジタル台風:台風ビッグデータを対象とした状況認識のための検索技術

  • 北本 朝展
    ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター 国立情報学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Digital Typhoon: Search technologies for situational awareness on the big data of typhoons
  • デジタル タイフウ : タイフウ ビッグデータ オ タイショウ ト シタ ジョウキョウ ニンシキ ノ タメ ノ ケンサク ギジュツ

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説明

<p>デジタル台風は,台風に関する様々なデータを収集し,統合し,分析・検索可能とする,台風ビッグデータを対象としたプロジェクトである。その特徴は,防災情報への活用を念頭に置いた「状況認識のための検索技術」にある。状況認識とは,いま何が起こっており,今後どのように行動すればよいか,という意思決定のプロセスを指す。デジタル台風では,データベースの情報を利用者が深掘りするプル型サービスと,データベースの情報を利用者に届けるプッシュ型サービスのハイブリッドにより,意思決定の迅速性と適応性の両立を目指す。本稿では,画像データ,経路データ,観測データ,テキストデータなど,多様なデータに対する状況のモデル化と並べ替え基準の設定などに関して,その背景にある考え方も含めて紹介する。</p>

収録刊行物

  • 情報の科学と技術

    情報の科学と技術 69 (5), 194-199, 2019-05-01

    一般社団法人 情報科学技術協会

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