スギ・シュートにおける貯蔵炭水化物の時間変動パターン
書誌事項
- タイトル別名
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- Temporal fluctuation pattern in non-structural carbohydrate contents in shoot of <i>Cryptomeria japonica</i>.
抄録
<p>一般に温帯林においては、炭素資源は植物にとって過剰的に生産され、余剰の炭素資源は貯蔵炭水化物として植物体内に蓄積していると考えられている。その一方で、高い窒素負荷による窒素飽和状態にある林分に生育するスギのシュートにおいては、夏場に主たる貯蔵炭水化物であるデンプンがほぼ消失することが明らかとなった。この結果の一般性について検証するため、本研究では、スギ・シュートにおける貯蔵炭水化物濃度の年内変動および日内変動パタンを明らかにすることを目的として、森林総合研究所の千代田試験地内に生育するスギの樹冠上部からシュートを定期的に採取し、非構造性炭水化物(デンプンおよび可溶性糖分)の濃度を定量した。その結果、スギ・シュートに含まれるデンプン濃度は、シュート伸長開始直前の4月に最大となった後急激に低下し、7月末にはほぼ消失していた。デンプン濃度は9月に一旦回復するものの10月まで低い値が維持された。可溶性糖分濃度は、生育期と比較して休眠期に高くなるものの、デンプン濃度よりも安定的な季節変動パタンを示した。当日はNSC濃度の日変動パタンについても議論する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 628-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238089725568
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- NII論文ID
- 130007645653
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可