医療ソーシャルワーカーによる長期療養目的で転院してきた帰宅願望の強い患者の在宅へ向けての支援

書誌事項

タイトル別名
  • Support for a patient transferred for long-term medical treatment with a strong desire for home care
  • 医療ソーシャルワーカーによる長期療養目的で転院してきた帰宅願望の強い患者の在宅へ向けての支援 : 生活の全てを妻に依存する患者の一事例
  • イリョウ ソーシャルワーカー ニ ヨル チョウキ リョウヨウ モクテキ デ テンイン シテ キタ キタク ガンボウ ノ ツヨイ カンジャ ノ ザイタク エ ムケテ ノ シエン : セイカツ ノ スベテ オ ツマ ニ イソン スル カンジャ ノ イチジレイ
  • <sub>―</sub>One case study of a patient who depends on his wife for everything<sub>― </sub>
  • ―生活の全てを妻に依存する患者の一事例―

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抄録

本事例は,生活の全てを妻に依存する帰宅願望の強い患者の退院支援,即ちソーシャルワーク・アプローチであった。本事例を通して,患者やその家族の視点から目の前にある何を大切に思い,何を選び,何を捨てるのかという自己決定の大切さを学ぶことができる。つまり,対人援助の専門職として,医療ソーシャルワーカーは患者や家族に必要な情報をきちんと提供し,患者らが選択・決定したことを尊重し,援助・支援していくことが求められる。そして,必ずしも院外の社会的資源を医療ソーシャルワーカーが先回りして提供する必要はなく,患者や家族の状況に応じて,必要があれば適切に提供することこそ重要であり,そこに専門職としての力量やセンスが問われる。

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