公共牧場におけるイベルメクチン製剤の牛消化管内線虫駆虫効果
書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of minimum deworming practice with ivermectin for bovine gastrointestinal nematodes in a public pasture
- コウキョウ ボクジョウ ニ オケル イベルメクチン セイザイ ノ ギュウ ショウカカン ナイセンチュウ クチュウ コウカ
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説明
<p> プアオン式イベルメクチン製剤は公共牧場において長期間継続的に使用されており,消化管内線虫駆虫に有効である.本研究では,駆虫を行っていない牧場を用いて駆虫計画を立案し,対象農場に適した駆虫のタイミングを模索するために,イベルメクチン製剤による駆虫を実施した.</p><p> 駆虫は試験区にのみ5 月,7 月,10 月に行った.消化管内線虫卵数において試験区が対照区と比較し6 月と8 月で有意に低値を示し,試験区において7 月と比較し8 月,10 月が有意に低値であったこと,体重において試験区で7 月と比較し駆虫後の8 月が有意に増体したこと,繁殖成績でも試験区が良好な傾向を示したことは,イベルメクチン製剤による駆虫から得られた効果であると考えられた.</p><p> イベルメクチン製剤は世界的に牛で薬剤耐性が報告されている.今回のような投与回数を必要最小限に抑えた駆虫プログラムであれば薬剤耐性は容易に起こらないと思われた.</p>
収録刊行物
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- Japanese Journal of Large Animal Clinics
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Japanese Journal of Large Animal Clinics 9 (1), 1-6, 2018-06-30
日本家畜臨床学会 ・ 大動物臨床研究会・九州沖縄産業動物臨床研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238090828800
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- NII論文ID
- 130007644358
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- NII書誌ID
- AA12483687
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- ISSN
- 21872805
- 1884684X
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- NDL書誌ID
- 029174566
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可