ラフテレーンクレーンを用いた特殊伐採の生産性とコスト
書誌事項
- タイトル別名
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- Productivity and cost of a logging system with a rough terrain crane
抄録
<p>公道等の道路沿いの人工林には、木材生産だけでなく防災や景観的側面からも間伐等の森林整備が求められる。しかし、小規模で分散的な林分も多く、かつ高い法面やガードレール、金網フェンス等の構造物が作業道の作設や伐出作業の支障となり、間伐遅れの林分が顕在化している。そこで本研究では、林内から構造物を越えて道路上に搬出することを前提として、ラフテレーンクレーンを用いた特殊伐採の生産性とコストを求めた。作業システムは、チェーンソーで伐木、クレーンで集材、プロセッサで木寄せ・造材、トラックで運材を行うクレーン集材システムを適用した。林内に伐倒手1人と荷掛手1人、道路上にクレーン操作手1人とプロセッサ操作手1人、荷外し手1人の計5人で間伐作業を行った。また、クレーン集材時における適切な荷掛け位置を検討するために全木の重心位置を計測し、根元からの重心高さは樹高に対して平均で38%、最大で43%であった。クレーンの架設・撤去、および道路上の枝条残材等の清掃と丸太のトラックへの積込みを含む労働生産性は4.0m3/人日、さらに交通整理員2名を含むコストは13,221円/m3と求められた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 414-, 2019-05-27
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238090874368
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- NII論文ID
- 130007645449
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可