当院(大分整形外科病院)におけるUKA10年以上経過例の調査結果

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説明

<p>【初めに】当院では膝可動域良好,および十字靭帯の状態良好な患者の内側コンパートメントに限局した変形性膝関節症に対して片側人工膝関節置換術(UKA)を行っており,今回10年以上経過した症例の調査結果について述べる.【対象と方法】1997年~2007年に当院でUKAを実施し,10年間以上のフォローを行えた患者は19例23膝であった.男2例3膝,女11例16膝,内側の一次性OA 18膝,大腿骨内側顆壊死1膝であり手術時年齢は60~76歳である.使用した人工関節はzimmer社のMiller-Galante Unicompartmental systemである.【結果】渉猟しえた範囲で19例中18例の膝機能は良好に保たれており,X線上looseningを認めなかった.1例のみX線上looseningは認めなかったが疼痛と関節血腫のため関節鏡を行った後に術後4年でTKAへ再置換となった.【考察】10年以上の長期成績を調査した結果,内側型OAに対するUKAは有用な治療と思われたが,術後3年で再置換例も出ておりその原因について考察を加え報告する.</p>

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