ジャスミンの匂い刺激による加速度脈波の波高比の変化
書誌事項
- タイトル別名
-
- Changes in Height Ratios of Acceleration Pulse Waveforms by Jasmine Fragrance Stimulation
この論文をさがす
抄録
近年、様々な芳香の活用が統合療法分野で増加しつつある。これはアロマセラピーと呼ばれているが、匂い刺激は人体の嗅覚中枢に伝わり、自律神経や脈波に影響を与える。本研究日的は、匂い刺激が脈波の構成成分の波高比(b/aおよびd/a)に対して、どのような影響をもたらすのかを調べることである。ここで、a,bおよびdは加速度脈波の構成成分であるa,bおよびd波の高さである。10人の被験者にジャスミンの匂い刺激を5分間あたえた。刺激中の5分間と、刺激前の5分間および刺激後の5分間、脈波を測定した。その結果、ジャスミンの匂い刺激中はb/aが統計的有意に減少した。この実験結果は刺激中に血管の伸展性がよくなったことを示唆している。刺激を止めると約5分以内に元の値に戻った。d/aは有意な変化を示さなかった。また刺激によって心拍数が平均3.5%増加した。
収録刊行物
-
- 国際生命情報科学会誌
-
国際生命情報科学会誌 25 (1), 23-29, 2007-03-01
国際生命情報科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390564238092008832
-
- NII論文ID
- 110006242229
-
- ISSN
- 24240761
- 13419226
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可