書誌事項
- タイトル別名
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- Association between Ability to Discriminate Speech Sounds and Process of Articulation Acquisition in Children with Articulation Disorders
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説明
<p>7例の構音障害児について,外的語音弁別能力(他者が発した語音を弁別する能力)を聴覚的絵ポインティング課題にて検討した.対象とした構音障害児は,すべて構音訓練を受けたことがなかった.健常3歳児および4歳児(各10例)を対照群とした.<br>/k//s/を語頭音とした2モーラ語「かめ」「さめ」に,後続音を統一した「あめ」「まめ」を加えた四分の一選択課題を行い,正答数および語彙選択率を算出し,反応時間を計測した.その結果,語頭音/k/を置換している構音障害児群の外的語音弁別能力は,健常4歳児群と同程度であった.しかし,語頭音/s/を置換している構音障害児群に関しては,健常3歳児群と同程度の外的語音弁別能力であることが示唆された.<br>構音障害児の外的語音弁別能力には,構音の誤り方の種類によって,弁別しやすい音と弁別しにくい音がある可能性があり,正しい構音の獲得には,自己の産生音に対する構音の自覚が重要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 音声言語医学
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音声言語医学 60 (2), 140-147, 2019
日本音声言語医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238092968064
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- NII論文ID
- 130007652696
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- ISSN
- 18843646
- 00302813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可