閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスク評価における日本語版STOP-Bangテストの有用性

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  • Validation of the Japanese Version of the STOP-Bang Test for the Risk Assessment of Obstructive Sleep Apnea Syndrome

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説明

<p>目的:閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome:OSAS)のリスク評価における日本語版STOP-Bangテストの有用性を検証する.</p><p>方法: OSASのスクリーニング目的でパルスオキシメトリー検査を受けた内科入院患者を後ろ向きに検討した.</p><p>結果:受検者144人のうち,3%酸素飽和度低下指数≧10/hrの精査対象者57人に精密ポリグラフィ検査を施行し,17人を中等症,29人を重症のOSASと診断した.受信者動作特性曲線分析の結果,STOP-BangテストのBMIカットオフ値は従来の35 kg/m2よりも30 kg/m2にした場合に良好な診断能を示した.STOP-Bangテスト値3点以上を陽性とした場合,中等症―重症SASを検出する感度は95.7%,特異度は42.9%だった.</p><p>結論: STOP-Bangテストは簡便にOSASリスクを評価できる.</p>

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参考文献 (17)*注記

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