医療現場における看護倫理研修に関する実態調査:中部地区を対象にした調査より

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タイトル別名
  • A questionnaire survey on nursing ethics training in hospitals: Investigation in central Japan area
  • イリョウ ゲンバ ニ オケル カンゴ リンリ ケンシュウ ニ カンスル ジッタイ チョウサ : チュウブ チク オ タイショウ ニ シタ チョウサ ヨリ

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説明

<p>本研究は、医療現場における看護倫理に関する研修の実態を明らかにし、より効果的な研修のあり方を検討することを目的とし、410カ所の看護教育を担当する看護師を対象に質問紙調査を行った。有効回答は161病院であり、約86%が看護倫理研修を実施していた。研修の総時間は平均2~3時間、講義中心から対象者の経験年数が増えるほど、講義と演習を組み合わせた形態となり、参加については強制から任意になる傾向であった。事例検討を行っている病院の約56%が問題解決のための枠組みを用いていた。病床数400床以上の病院は400床未満と比べ研修を実施している割合が高く、複数の診療科を有している病院は単科の病院と比べ研修を実施している割合が高い傾向にあった。今後は、ファシリテーターの育成を目指した教育内容や近隣の病院間での協力や教育機関の協同での研修の実施などのあり方が示唆された。</p>

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