時計遺伝子(clock gene)

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説明

時計遺伝子とは生体機能の24時間周期の変動(概日リズム)を制御する遺伝子群の総称である.1984年にショウジョウバエのPeriod(Per)が同定され,その発現の24時間周期変動が,概日リズム発振の本体であると明らかになった(2017年ノーベル生理学・医学賞).ほ乳類動物ではPer, Cryptochorome(Cry),Clock, Bmalなどが同定されている.これらによってコードされる各タンパク質は,転写抑制因子(PER, CRY)または転写促進因子(CLOCK, BMAL)として機能し,互いの発現を調整するフィードバックループ機構を形成することで,様々な遺伝子の発現に概日リズムを引き起こす.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 55 (4), 335_4-335_4, 2019

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238094872576
  • NII論文ID
    130007621934
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.55.4_335_4
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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