書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Laparoscopic Sigmoidectomy for Sigmoid Colon Cancer with Extraction through the Orifice of an External Inguinal Hernia
- 症例 腹腔鏡手術で外鼠径ヘルニア門から標本を摘出したS状結腸癌の2例
- ショウレイ フククウキョウ シュジュツ デ ソト ソケイ ヘルニアモン カラ ヒョウホン オ テキシュツ シタ Sジョウ ケッチョウ ガン ノ 2レイ
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抄録
大腸癌症例が鼠径ヘルニアに併存することは,しばしば経験する.今回,外鼠径ヘルニアが併存したS状結腸癌の2症例に対して,計画的に切除標本をヘルニア門から摘出したので報告する.ヘルニア門を腹腔アクセスデバイス(GelPOINT Mini®)で保護したうえで,同部から標本を摘出.口側結腸に自動吻合器のアンビルを留置して腹腔内に戻した.ヘルニア門からガーゼやリニアステイプラーを挿入することで,腹壁ポートを3mmあるいは5mmとすることができた.鼠径ヘルニアはメッシュを使用して修復した.2例とも,合併症なく6病日に退院した.Numeric rating scale(0~10点)で疼痛評価し,最悪値は2点であった.両者とも,現在まで腫瘍およびヘルニアの再発を認めていない.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 79 (9), 1901-1904, 2018
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238094974208
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- NII論文ID
- 130007629040
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 029293019
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可