廃棄物収集・エネルギー回収高度化への情報技術の活用

  • 藤井 実
    (国研) 国立環境研究所 社会環境システム研究センター 環境社会イノベーション研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Information Technologies for Efficient Waste Collection and Energy Recovery
  • ハイキブツ シュウシュウ ・ エネルギー カイシュウ コウドカ エ ノ ジョウホウ ギジュツ ノ カツヨウ

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説明

気候変動を緩和するため,可燃性廃棄物からのエネルギー回収の高度化が求められている。また,少子高齢化等による労働人口の減少により,廃棄物分野においても,作業の効率化や省力化が求められている。このような課題に対応する上で,情報技術の活用が効果的なソリューションとなることが期待される。エネルギー回収の高度化には,産業施設との連携が有効である。廃棄物から製造する再生燃料を工場で化石燃料の代わりに用いることや,焼却炉で製造する蒸気を近隣の工場に供給することで,焼却発電の 2 倍程度の燃料消費削減が期待される。いずれの場合も,需給バランス調整が重要であるが,情報技術を活用することで容易になると考えられる。廃棄物の収集プロセスや,処理プロセスの作業の効率化や軽減にも,情報技術とロボット技術の組み合わせによって,大きな改善が期待できると考えられる。

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参考文献 (1)*注記

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