書誌事項
- タイトル別名
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- Laparoscopic surgery for boderline ovarian tumor during pregnancy : two case reports
- 症例報告 卵巣境界悪性腫瘍合併妊娠に対し腹腔鏡併用下に手術を施行した2例
- ショウレイ ホウコク ランソウ キョウカイ アクセイ シュヨウ ガッペイ ニンシン ニ タイシ フククウキョウ ヘイヨウ カ ニ シュジュツ オ シコウ シタ 2レイ
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抄録
<p>近年,卵巣腫瘍合併妊娠に対する腹腔鏡下手術は良性腫瘍であれば低侵襲性から選択されることが多い.しかし,卵巣上皮性境界悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術は慎重な対応が求められる.今回,当院で経験した卵巣境界悪性腫瘍合併妊娠に対して腹腔鏡併用下で手術を施行した2例を経験したので報告する.症例1は26歳の初産婦で両側腫瘍に対して妊娠14週6日に腹腔鏡補助下左付属器摘出術,右卵巣嚢腫摘出術,大網部分切除術を施行した.手術は出血少量で終了し,術後経過良好で術後4日目に退院となった.術後病理診断は両側卵巣漿液性境界悪性腫瘍,pT1b Nx M0,stage IBの診断であった.妊娠経過は順調で,妊娠40週0日に陣痛発来し,自然経腟分娩となった.卵巣上皮性境界悪性腫瘍に関しては現在術後18カ月が経過するが,再発なく経過している.症例2は30歳の初産婦で右卵巣腫瘍に対して妊娠15週4日に腹腔鏡下右付属器摘出術および大網部分切除術を施行した.手術は出血少量で終了し,術後経過良好であったため,術後4日目に退院となった.術後病理診断の結果は,右卵巣漿液粘液性境界悪性腫瘍 pT1A Nx M0,stageIAの診断であった.以降の妊娠経過は前医で行い経過順調であったが,妊娠40週3日に胎児機能不全の疑いで帝王切開となった.卵巣上皮性境界悪性腫瘍は術後30カ月と短期間であるが現在のところ再発所見なく経過している.〔産婦の進歩71(1):37-44,2019(平成31年2月)〕</p>
収録刊行物
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- 産婦人科の進歩
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産婦人科の進歩 71 (1), 37-44, 2019
近畿産科婦人科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238095775232
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- NII論文ID
- 130007627111
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- NII書誌ID
- AN00099490
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- ISSN
- 13476742
- 03708446
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- NDL書誌ID
- 029493401
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可