両肺の自然気胸を反復したサルコイドーシスの1例

  • 小玉 賢太郎
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 角 俊行
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 高橋 洋平
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 吉川 匠
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 多屋 哲也
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 森 勇樹
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 宮島 さつき
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 高橋 守
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 千葉 弘文
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座
  • 山田 玄
    手稲渓仁会病院 呼吸器内科
  • 高橋 弘毅
    札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Sarcoidosis with Repeated Spontaneous Pneumothorax in Both Lungs
  • 症例報告 両肺の自然気胸を反復したサルコイドーシスの1例
  • ショウレイ ホウコク リョウ ハイ ノ シゼン キキョウ オ ハンプク シタ サルコイドーシス ノ 1レイ

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説明

<p>50歳代,女性.健診の受診歴はない.約1カ月間持続する乾性咳嗽を主訴に近医を受診し,胸部CTで間質性肺炎が疑われたため当科へ紹介となった.反復する左気胸を認めるため入院.治療と診断を兼ねて手術を施行し,切除肺の病理組織所見で広義間質の線維化と肺胞壁断裂による気腫性囊胞,非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認め,サルコイドーシスと診断した.その後も,両肺の気胸発症を繰り返し,間質性陰影の進行と呼吸困難の出現により,ステロイド療法を開始した.治療により間質性陰影は改善傾向を示すも,気腫性囊胞の形成が抑制されず,気胸を繰り返し発症した.気胸を伴うサルコイドーシスのステロイド治療を考慮するうえで重要な症例と考えられ,報告する.</p>

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