局所的特徴の保存に着目したICAとDCTの組み合わせによる新たな静止画像符号化方式

DOI
  • 川村 和也
    岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科
  • 亀田 昌志
    岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A new still image coding method based on ICA and DCT for preservation of local feature

抄録

国際標準の静止画像符号化方式であるJPEGにも採用されている離散コサイン変換(DCT)は,画像のエネルギーを低周波成分に集中させることで高い符号化性能を実現しているものの,圧縮率が高くなった場合にエッジなどの領域では視覚的に妨害となる歪が生じる.一方,多次元信号解析法の一つである独立成分分析(ICA)は,入力画像を固有の基底関数とその係数によってスパースな表現ができることから,それを利用した画像符号化が可能である.しかし,基底関数の形状が局所的であるため,グラデーション領域では係数のスパース性が弱くなり符号化性能が低下するという問題がある.そこで本研究では,互いの手法が有効である領域に画像を分類し,それぞれの領域に適した手法を選択できる,ICAとDCTを組み合わせた新たな静止画像符号化方式を提案する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238096794752
  • NII論文ID
    130007629361
  • DOI
    10.11371/wiieej.14.01.0_25
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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