わが国の管理会計研究論文におけるサーベイ研究の特徴と諸問題

書誌事項

タイトル別名
  • Methodological Feature of Empirical Management Accounting Research: A Comprehensive Japanese Literature Survey
  • わが国管理会計研究におけるサーベイ研究の特徴と諸問題
  • ワガクニ カンリ カイケイ ケンキュウ ニ オケル サーベイ ケンキュウ ノ トクチョウ ト ショモンダイ

この論文をさがす

抄録

<p>本稿では,わが国の管理会計研究で用いられてきたサーベイ研究の方法論上の特徴とその諸問題についての検討を行った.欧米の管理会計研究で採用されたサーベイ研究の質的検証を行ったVan der Stede et al.(2005)の分析フレームワークを用いて,過去20年間で実施されたわが国の管理会計研究についての検証を行った.そして,Van der Stede et al.(2005)の調査結果との異同を明らかにすることによって,わが国固有のサーベイ研究の方法論上の特徴を明らかにした.最も顕著な特徴は,わが国のサーベイ研究が仮説の検証というよりは,むしろ仮説発見の方法として用いられていることである.これは,わが国の管理会計研究が欧米とは異なった研究の指向性を有してきたことを示している.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ