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- 渡部 徹
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
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- 堀口 健一
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
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- 松山 裕城
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
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- PHAM Dong Duy
- Department of Water Supply and Sanitation, Faculty of Environmental Engineering, National University of Civil Engineering
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- TRAN Lanh Danh
- 山形大学大学院 農学研究科生物環境学専攻
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- 西山 正晃
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
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- PHAM Dung Viet
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
書誌事項
- タイトル別名
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- PRELIMINARY ASSESSMENT OF PROTEIN-RICH RICE CULTIVATED WITH TREATED MUNICIPAL WASTEWATER IRRIGATION AS ANIMAL FODDER
- ゲスイ ショリスイ ノ レンゾクカンガイ ニ ヨッテ サイバイ サレタ コウタンパク マイ ノ カチク シリョウ ト シテ ノ ショキ ヒョウカ
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説明
先行研究では,下水処理水の連続灌漑によって低コストで,タンパク質の含有率の高い米を生産できることを実証した.タンパク質は家畜飼料の重要な成分であり,その含有率の高い米は一般に飼料としての価値が高い.下水処理水栽培米の家畜飼料としての有用性を調べる第一歩として,本研究では2つの試験を実施した.第一はウシに対する嗜好試験で,下水処理水栽培米と食用米を並べて給餌すると,ウシは両者を同程度に食べた.下水処理水栽培米に含まれる成分は,ウシの嗜好性に影響を与えなかった.第二の試験では,下水処理水栽培米を含む配合飼料を卵用鶏に給与し,卵の生産量と品質を調べた.その成績は,対照としてのトウモロコシを含む配合飼料を給与したケースと遜色がなく,下水処理水栽培米を家畜飼料として用いることに問題は見られなかった.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 74 (7), III_341-III_348, 2018
公益社団法人 土木学会