サッカードを用いた選択操作インタフェース

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タイトル別名
  • Menu Selection Interface using Saccade

抄録

近年,ユーザの視線を計測して視線入力によるデバイス操作を可能にしようとする試みがなされている.視線入力は両手を用いることなくデバイス操作を行うことができる利点があるが,ユーザの選択操作意思をシステムが明確に判別することが難しいMidas Touch Problemと呼ばれる問題がある.本稿ではMidas Touch Problemを解決するためにサッカードとスクリーンボタンを用いる対象選択手法を提案する.評価実験の結果,無意識に行われる選択操作が1.0%以下となり,本提案手法によるユーザの選択操作の意思判別の優位性を示した.また,視線計測点を利用した動的キャリブレーションを適用することで,視線計測誤差によって起きる誤選択の発生率を21.7%から5.0%へ低減させることに成功した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238097575680
  • NII論文ID
    130007629305
  • DOI
    10.11371/wiieej.13.04.0_175
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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