Reevaluation of the Round-Table Conference on Nuclear Policy

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  • 原子力政策円卓会議の再評価
  • ゲンシリョク セイサク エンタク カイギ ノ サイヒョウカ

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Abstract

<p> 原子力政策円卓会議は, 1995年12月の「もんじゅ」事故を契機とする原子力に対する国民の不信・不安の高まりを受けて設置され, およそ4年間の活動の後, モデレーターによる提言を収りまとめてその役割を終えた。<br> 円卓会議は, いわゆる原子力反対派も参加し, 全面公開で行われるなど, 当時としては大胆な構想の下, 開催された。また, 手探りで始められたことからその形態は固定しておらず, 計23回の会議を通して, 円卓会議自体がその運営方法, 性格を変え, またモデレーターを含めた出席者の意識も変化し, 進化・発展していった。その結果, 「委員会等への幅広い立場の人の参加」の下, 「選択肢を示しそれに基づく評価を行う」という, その後の原子力政策やエネルギー政策の決定のあり方の先鞭をなす形となった。<br> 本稿は, このような円卓会議の過程を記録に残し, 再評価を試みるものである。</p>

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