書誌事項
- タイトル別名
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- Optimization of the Calibration Period in the Case that“JIS Z 9090” is not Applicable-In the Case of Pin Gauges-
- クオリティレポート 「JIS Z 9090」が適用できない場合の校正周期最適化 : ピンゲージの場合
- クオリティレポート 「 JIS Z 9090 」 ガ テキヨウ デキナイ バアイ ノ コウセイ シュウキ サイテキ カ : ピンゲージ ノ バアイ
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説明
計測器の校正周期を最適化する場合に拠り所となる規格として「JIS Z 9090:測定―校正方 式通則 附属書1 校正の間隔及び修正限界の定め方」がある.オンライン品質工学の「フィ ードバック制御」の考え方に基づいている.しかし,この規格は点検及び修正を行う場合の校 正方式を扱っており,例えば本稿で取り上げるピンゲージのようなゲージ類は対象外である.そこでピンゲージに適用できる方法として,同じくオンライン品質工学の手法である「診断・ 調節」の考え方を用い,その上で定量化したリスクを損失計算式中の不良損失のパラメータに 係数として反映する方法を提案する.それは,計測器が校正NGであっても,同時に被測定物がNGであるとは限らず,むしろ NGとなる確率は低いという考え方を基にしている.検討した結果,当社中国工場におけるピンゲージの校正周期を1年から3年に延長することができた.それは外部に支払う校正費用を 1/3に低減することができたことを意味する.
収録刊行物
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- 品質
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品質 46 (4), 421-426, 2016-10-15
一般社団法人 日本品質管理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238097923456
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- NII論文ID
- 130007659814
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- NII書誌ID
- AN00354769
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- ISSN
- 24321044
- 03868230
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- NDL書誌ID
- 027690665
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可