整備新幹線財源の持続可能性に関する法制的問題点の検討

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タイトル別名
  • Examination of Legal Problems on the Sustainability of the Funding for New Shinkansen Lines
  • セイビ シンカンセン ザイゲン ノ ジゾク カノウセイ ニ カンスル ホウセイテキ モンダイテン ノ ケントウ

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抄録

<p>整備新幹線建設の財源は,国費,地方費及び鉄道運輸機構財源であるが,法改正による措置を踏まえて,新規区間の着工方針の決定に際し,機構財源が既設新幹線売却収入からJR への貸付料に切り替わる.しかし,約3兆円の建設費を賄うため,財源を細く長く使うので,建設期間が長期化し,批判が出ている.また,貸付料から拠出する貨物調整金に肥大化の恐れもある.そこで,並行在来線対策として貨物調整金が生まれた経緯を分析し,貸付料を減少させない方策を提案する.また,新しい建設財源を求める動きにも備えるため,貸付料の期間の延長,機構の財政的余裕の活用,貸付期間終了後の新幹線施設の売却など新しい財源対策を提案する.</p>

収録刊行物

  • 運輸政策研究

    運輸政策研究 15 (3), 029-039, 2012-10-22

    一般財団法人 運輸総合研究所

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