症例研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン)

書誌事項

タイトル別名
  • How to Write a Clinical Case Reports(<Special Issue>International Reporting Guidelines in Japanese in Journal of Behavior Therapy)

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説明

認知行動療法においては、臨床的な症例報告は多くの臨床家に重要な情報を提供する。しかし、雑誌「行動療法研究」に掲載される論文の数は限られている。本研究では二つのガイドライン(Ortega & Rodriguez, 2008; Gagnieretal., 2013)が推奨する臨床的な症例報告の目的とその内容を紹介している。Robey (2004)は臨床研究における五つのフェイズモデルを提案している。臨床的な症例報告はそのフェイズI、IIとIVに含まれている。Robeyの五つのフェイズモデルでの臨床的なケースレポートの目的について最初に紹介する。次に、二つの臨床的なガイドライン、CAREガイドラインとGuidelines for clinical reports in behavioral clinical psychologyを紹介し、最後に本誌「行動療法研究」の編集者の一人として、読者に臨床的な症例研究の投稿することを推奨する。

収録刊行物

  • 行動療法研究

    行動療法研究 41 (1), 13-18, 2015-01-31

    一般社団法人 日本認知・行動療法学会

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