経皮内視鏡的胃瘻造設術を行った426例の遡及的検討

書誌事項

タイトル別名
  • Retrospective survey of 426 cases of percutaneous endoscopic gastrostomy
  • 経皮内視鏡的胃瘻造設術を行った426例の遡及的検討 : CT撮影法と大腸内視鏡補助の必要度関連を中心に
  • ケイヒ ナイシキョウテキ イロウゾウセツジュツ オ オコナッタ 426レイ ノ ソキュウテキ ケントウ : CT サツエイホウ ト ダイチョウ ナイシキョウ ホジョ ノ ヒツヨウド カンレン オ チュウシン ニ
  • The relation between CT scan findings and necessity of colonoscopy assistance
  • CT撮影法と大腸内視鏡補助の必要度関連を中心に

この論文をさがす

抄録

経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は一般的な手技であるが,横行結腸や腸間膜が障害となることがある. このような場合,大腸内視鏡補助下経皮内視鏡的胃瘻造設術(C-PEG)が有用である.今回我々はPEGを施行した426例を対象とし,術前CT撮影時に胃内に空気を注入しなかった群(A群137例),胃管より空気を注入した群(B群137例),左側臥位で上部消化管内視鏡より空気を注入した群(C群152例)に分けた.CT所見で横行結腸または腸間膜が胃の腹側に位置する症例をC-PEGの適応とし,各群におけるC-PEGの適応率および治療効果を遡及的に検討した.C-PEGの適応例はA群21例(15.3%),B群11例(8.0%),C群6例(3.9%)であった.誤穿刺例はなく,成功率は97.4%(37/38)であった.CTの撮影方法は左側臥位での胃内への空気注入がC-PEGの対象者の絞り込みに望ましく,C-PEGは安全な手技と考えられた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ