LESデータベースに基づく歩行者空間の強風の流跡線の逆追跡

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タイトル別名
  • Back Trajectory Analysis of Pathline for Strong Wind within Pedestrian Space based on LES Database

抄録

<p>近年、計算機能力の向上によって、LESは、風洞実験に替わるアセスメントツールとして活用されることが期待されている。従来のRANSモデルに基づく風環境影響評価では、平均場風速にガストファクターを乗じ、最大瞬間風速を推定していたが、LESにより、直接、その予測が可能である。本研究では、単体角柱周辺流れのLESを実施し、建物風上の風速変動と建物周辺の歩行者空間の相関を分析するとともに、ある強風イベントに着目し、流跡線により、強風をもたらす空気塊の移流経路の分析を行ったのでその結果を報告する。建物側方において強風が発生した際の流跡線を分析すると、建物風上の建物から歩行者高さの建物風上角部に空気買塊が直接流入しており、接近流の乱流構造が建物側方の強風に大きな影響を及ぼす可能性がある。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238100022656
  • NII論文ID
    130007662540
  • DOI
    10.14887/jaweam.2019.0_175
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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